今年のアメリカ株式市場はサブプライム問題に端を発し混迷を極めてきた。ある程度の落ち着きを見せ始めてきたものの、まだまだ拭いきれない一抹の不安。財産の殆どを株と債券に委ねている身としては、やはり憂いの日が続く。理不尽な株の暴騰・暴落はその波にうまく乗れれば良いものの、乗り損ねれば波が大きければ大きいほどクラッシュする痛手は大きい。苦い経験を何度もする過程で人間は賢くなりリスクを取らなくなる...
というのは個人的には嘘の理屈だと思う。人間それぞれ生まれつきの性癖があるように、投資法も千差万別、性格丸出しになることが殆どと思う。人間の思考はいろいろなベクトルに乗りながら理屈を通そうとするが、いずれはこの「気質」により収束される。それは如何ともし難い。